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『鉄コン筋クリート』
松本大洋の傑作。神!
絶対読んでもらいたい、と強く思っている漫画がこの『鉄コン筋クリート』です。
ヤクザの支配する下町に住む少年、クロとシロの活躍を描いたこの作品は松本大洋の出世作といわれています。
10年も前に描かれた作品ですが、全く古臭さを感じさせないところが凄いです。
と、硬い紹介はここまでにして。
私はこの作品を読んで一週間に五回以上泣いています(笑)
これ、本当にヤバいんですよ。涙腺が緩みっぱなしです。特に後半。
物語の前半はけっこうのんびりした感じなのですが、謎のマフィア・蛇が現れたところから話は急変していきます。
(以下ネタバレ)
蛇の手下の殺し屋に刺されたシロは警察に保護され、クロに見放されます。
クロと別れるシーンから涙腺が緩みはじめます。
シロが「だってシロ、夢を見て、それは青くて青くて、その中にはクロもいて……」と言うところで号泣。
あれだけ絶望感漂うシーンはない。
今書いててちょっとヤバかったよ……。
そんでもって、シロを失ったクロは暴走し始めます。
じっちゃが止めようとしますが、クロは全くききません。
暴走したクロの前にイタチという最強の「餓鬼」が現れ、クロを誘惑します。
そのころ、シロは警察で大暴れをします。
このへんはもうグショグショ。
「一緒に行こう、クロに会いに行こう」とかもう……うわああああああああああん!
ラスト。
クロとイタチが異世界で対峙するのですが、
こっちはもう大号泣
対峙って言っても、戦闘じゃないんですけどね。
「建てるって、誰と…」
「クロ」
「シロ」
と、
「芽が出たんだ」
で全てが崩壊。涙が堰を切るッ!
この感動は言葉では言い尽くせません。
クロはシロのもとへ帰ることはできるのか!?イタチは誰なのか!?
その辺は読んでのお楽しみです。
ほんと、傑作なんで読んでください。損なしです。
(もっと真面目に書ければよかった……)