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めちゃめちゃ面白かったです。
桜庭さん、杉基さん、ありがとー!
装丁がめちゃめちゃきれい!
まず、手にとって思ったのは「表紙がめちゃくちゃ綺麗!」ということです。ヴィレヴァンに平積みしてあっても全然違和感がないほどに。小口にもちゃんと色がついており、表紙裏にも細工がしてあるという手の込みよう!あと、書店でじっくり見ると分かるんですが、ドラゴンエイジ連載なのに角川エースコミックスじゃないんですね。(普通、ドラゴンエイジのコミックスは角川エースに入れられる)明らかに一般層を意識しています。
絵
絵はかなりいいです。萌え系ではなく、「エロティクスF」や「コミックビーム」調の絵柄になっています。背景も叙情的ですごくいいです。個人的に、原作挿絵のイメージをある程度受け継いでいるところに驚きました。それに伴い、台詞の変更もありました。(花名島の「坊主頭」→「ウニ頭」など)あと、先生がイケメンになってた……。
あ、それと、ある程度隠されていますがグロテスクなシーンがあるので苦手な方はあんまり凝視しないことをおすすめします。
ストーリー
ストーリーはほんの少し変更されています。冒頭の新聞記事が存在せず、代わりに悲劇的結末を暗示させるシーンから始まっています。作品の背景は一気に紹介されず、徐々に小出ししていく形をとっています。下巻97ページまで読んでください。そこから怒涛の展開が始まります。基本的に90年代の少女漫画のようになっていますが、原作にあった暴力シーンはかなり激しくなっています。個人的にSMとスカートをめくり上げるシーンをきっちりやってくれたのが嬉しい。ラストの切なさは一番良かったです。ラストに、原作にはなかったある演出があるのですが、そこがまたいい味を出しているのです。上巻はまだ本質的なところまで到達していなくて単なる青春漫画のパートで終わっており、怒涛の展開は下巻に全て持ち越されているような感じがしました。後半あっての砂糖菓子ですので、青春漫画だと思って読んでいくとショック受けます。みなさんもお試しあれ。
めちゃくちゃ出来が良かったです。コミカライズとしては最高の出来といってもいいくらい。本気でおすすめします。
明日はトップランナーをやるので、その副読本としてもお勧め。
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